短編でも値段はそんなに安くはならないらしい

中には流行の変化についていけなくなり小説家を辞める者まで現れた。
一旦おかしな方向に向かい始めた流れは止まることを知らなかった。
流行の初期ではいっぺん10ページ前後のものが主流だったが8ページ5ページ3ページとその数は徐々に減っていきついには1ページ終わる短編まで書かれるようになった。
ここまで来ると内容などは関係なくなり短ければ売れるという状態だった。
そんな中でも NC は着実に短編を書き続けていた。
世間の需要に合わせて5ページで終わる短編集。
続いて3ページで終わる短編集を発表した。
短さという縛りがあるにも関わらずここでも N 氏の短編は世間から高い評価を得た。
そんなある日のこと。
え主の愛読者でもある友人が訪ねてきた。
この前のあなたの新しい短編読みましたよ相変わらず面白いですね。
そう言っていただけるとこちらとしても書きがいがあります今度また新しい短編をお書きになるとかその予定です。